比良山

2006年1月22日
杉本・荒松・阪上

 比良山
  白い林道を、登りつめたつめた権現山の頂は
  突然の広い大きな広い空間である
  僕達は、言葉をなくし立ち止まり
  深いみどりの琵琶湖と、湖面の鈍い光の輝きと
  遥か向こうの白い蓬莱山を見た
  「さあ行こう」腰を下ろす事もなく、歩き始めた
  白い稜線には、流れる汗と頬を叩く風と
  そして僕達のよろこびがあった

 続 比良山                  。
  この白い世界が私達の愛から色彩を奪ってしまいました
  あなたの思いが私の思いであった、あの日
  私達の愛は夏色に輝いでいました  ………
  そして あなたとあなたの声がいつも私に近いものでした
  あたりまえの事があたりまえの事でなくなったとき
  人は始めてその事の大切さと悲しみを知るのでしょうか
  今私は、あなたのさよならの面影だけが残った比良の山を眺めています
  白く輝く山の美しさが、一人ぼっちの私をいっそう悲しくさせます

(荒松)